視察報告・世界遺産登録を目指して

昨日は、常任委員会の市内視察に行ってきました。
「武家の古都・鎌倉」世界遺産登録に向けて、神奈川県・横浜・鎌倉市・逗子市と共同推進組織が設置されており、来年6月頃の登録決定に向けて色々とPR活動も展開されております。我々議会としても積極的に支援するために、現地視察して今後の積極的支援に繋げていきたいと思います。横浜市内から世界遺産が登録されれば経済効果も大きく、何より市民の意識改革にもつながると思います。伝統・文化芸術を大事に、市民皆で登録に向けて盛り上げていきたいです!
視察は、始めに、金沢区にある称名寺に行きました。称名寺は鎌倉幕府の要人、北条実時が六浦荘金沢の敷地内に建てた持仏堂が起源と言われており、関東では数少ない浄土式庭園です。立派な仁王門をくぐると称名寺の庭園が広がり、綺麗な太鼓橋が掛かり、とても絵になる庭園です。銀杏の木もあり、是非、紅葉した称名寺も観に来たいと思います。歴史的に貴重な称名寺が世界の人の目に触れる存在となることを願います。

また同じ敷地内にある、県立金沢文庫も視察致しました。北条実時が邸宅内に造った武家の文庫で、現在は平成2年から装い新たに中世の歴史博物館として貴重な文化財が展示されております。7世紀に日本の僧が作成した日本地図には、何と竹島も書かれていて、日本の領土であることを歴史も証明しています。凄いですね!
今回は視察であり、撮影も許可頂きましたので、この地図もUPさせて頂きます。


その後、朝夷奈切通を視察致しました。切通しは、山を垂直に掘り下げて造られた道で、朝夷奈切通は、鎌倉市の鶴岡八幡宮から東方約2.8㎞の位置に、称名寺と鎌倉を結ぶ道です。切通路は延長約1㎞ですが、我々は、朝比奈側から中間地点の往復で現況を視させて頂きました。大切通では高さ18m、小切通では高さ16mもの人口崖が残り、昔の重要な交通路・物流の道であったと思うと、切り開いた人々は凄いなぁと思います。
今回の視察は市内の貴重な歴史資源で、もっともっと市民にPRしなければと思いました。皆様も是非現地にて歴史を感じて下さい。


視察後は、日立グループ議員団の研修会に向かいました。

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