市内視察

今日は一日、こども青少年・教育委員会常任委員会の一日でした。朝から夕刻まで行政視察を行い、帰庁後、委員会にてこども青少年局からの報告、読書条理に関しての意見交換も行いました。
午前中は、磯子区にある浜中学校に伺い、いじめを題材とした演劇を視させて頂きました。転校生が入ってからの学校・クラスの人間模様が崩れていくことをリアルに再現しており、劇に引き込まれるほどの演劇力でした。生徒の皆さんもいじめる側、いじめられる側、傍観する立場と、リアルな体験をすることで、いじめに対して色々と感じることが多くあり、とても貴重な教育となっております。近隣の学校へも訪問し劇を行っているようですし、道徳の教材として全校指導しているとのことです。浜中学の状況の良さも校長先生から力強く宣言され、胸を張って公言出来るのは素晴らしいことだと思います。とても感動し、考えさせられる内容ですので、今後、戸塚区のPTAなどにもPRして、より多くの人に浜中の素晴らしい劇を見てもらいたいと思います。


午後からは、青葉区の慶応義塾横浜初等部と美しが丘西小学校を視察させて頂きました。どちらもこの4月に開校した小学校ですが、私立と市立の違いを視させて頂きました。慶応義塾初等部は今回一年生のみを募集し、今後6年を掛けて全6学年が揃う予定で、様々な備品関係も必要な物から順次揃えていくとのことです。今後20年後を見据え、純粋な慶応生を育て、世界で活躍できる人材育成に取り組むとのことです。公舎・グランドなど、全てにおいて素晴らしい環境でした。

続いて、横浜市立美しが丘西小学校を視察しました。こちらも全体的に広々としスペースで、また、中庭形式でどの場所も明るく、風通しの良い造りとなっております。慶応の施設は予算規模も大きく違いますので、一概に比べてはいけないと思いますが、横浜市の学校も魅力ある学校ですし、先生方の熱い教育魂は、決して負けてはいません。私立の良い点は参考にしながら、ともにシナジー効果にてより良い教育環境となればと思います。

17時に市会に戻り、17時半より委員会が開かれ、こども青少年局から2件の報告を受けました。
1件目は、6歳女児死亡事例についてですが、24年7月頃に横浜市内山中に遺体遺棄された事件について報告を受けました。本件は、24年6月~11月頃まで横浜市内にて生活していた方で、警察より横浜の児童相談所に児童通告書が出された経緯があり、経過について報告を受けました。この6才女児は「あいり」ちゃんの名で、私の長女と同じ名前です。とても複雑で、胸が痛む事件です。色々と確認意見が出されましたが、時系列の経緯が雑駁すぎており、再度、細かな報告を受けることとなりました。何れにせよ、こどもの命がまた一つ亡くなった事実を皆が確りと認識し改善する義務があります。
2件目は、保育園における食物アレルギー誤食についての報告を受けました。10か月のお子様の給食誤食ですが、今、多くのアレルギー患者が苦しんでおり、もっと周りが認識しなければなりません。この案件も幾度となく繰り返されているもので、今後の取り組みについても、確りと議論することが必要だと思います。

8時過ぎとなりましたが、戸塚区連合町内会長の大野様の通夜に伺いました。現職の区連長ですので、地域としてのショックも大きいです。心よりご冥福をお祈り致します。

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