がん議連視察

昨日、横浜市会がん撲滅議員連盟にて名古屋陽子線治療センターを視察させて頂きました。
がん治療には、主に外科療法・科学療法・放射線療法があり、がんの性質や大きさ、病期や全身の状態などに応じて、治療法を選択、または効果的に組み合わせて治療が行われます。その中で、放射線療法は、これまでX線やγ線、電子線を用いた治療が主流でしたが、陽子線治療はX線などと比較して優れた特徴(病巣を集中照射でき、他の細胞のDNAを壊す確率がとても低い)があり、より良い放射線治療を進めることが出来ます。
現在、日本で8箇所目の施設で、今後は神奈川県立がんセンター新設時に設置予定とのことです。

この名古屋陽子線治療センターには、最先端技術「スポットスキャニング照射」が可能な治療室があり、この照射法により精密にがん細胞に線量を集中できるとのことです。装置を視させて頂きましたが、治療室は和の落ち着いた雰囲気ですが、裏側には重量200tを超える大型の装置があり、直径7メートル、付属部分もいれると11メートルの大きさのガントリーが回転し、更に、1週23メートルの加速器も併設されており、その装置の為に地下1階、地上3階の建屋が必要となるとのことです。ちなみに、最先端医療のこの装置は日立製作所の製品で、技術者は横浜市港南区から単身赴任で対応頂いているとのことです。
陽子線治療のネックは、保険診療の対象外であることで、現在は自由診療で、治療費は288万3千円と高額です。(それに付随する入院費や検査料は通常の保険診療の対象)今後、7月~9月頃を目途に先進医療の認定を目指すとのことです。
○平成25年3月 前立腺がん 陽子線治療開始
○平成25年7月頃 肝臓、肺がんなど陽子線治療開始






がん議連の田野井会長です。

このセンターは、2年前に、名古屋市河村市長が「陽子線治療は エビデンス(証拠、根拠)が明らかでない。」として、3か月にわたって工事が中断された経緯があり、名古屋市(市長独断)が一方的に工事を差し止めたことによる工事遅延損害金約4億8,600万円を日立製作所が請求しているとのことです。

今日は、がん議連としては、名古屋市役所にて、名古屋市のがん対策推進施策について視察の予定ですが、私は、午前中に所用があり、朝一番で横浜に戻りました。

今回もとても貴重な視察となりました。今後、横浜市では、横浜市立病院の建て替えなど、医療関係でも大きな施策がありますが、この様な最先端医療が横浜市民の身近に存在することが大変有用だと思いますので、引き続き、がん撲滅に向けての勉強も進めていきます。

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